新型コロナの感染者が出た教習所は危険?教習期限等はどうなるのか

新型コロナウイルスによって、生活が苦しくなる人は多いですが、自動車教習所もそのひとつで深刻な状況にある教習所も少なくありません。

今回はプライバシーに配慮するため学校名は伏せますが、感染者が出た教習所の現在を解説します。

自動車教習所の現状

政府から緊急事態宣言や、不要不急の外出自粛要請が出されたことによって2020年8月現在、多くの自動車教習所が営業自粛をしています。

教習所の申し込み件数は例年よりも減少し、教習のキャンセルも多く、指導員の人件費が重くのしかかっています。

感染者が出ることのリスク

新型コロナウイルスの感染者が出ることは、新たな顧客を失うだけでなく、営業自粛や地域における風評被害など深刻な問題へと発展してしまいます。

そのため、教習所では各指導員に対し「絶対にコロナウイルスに感染するな」「感染者が出たら倒産すると思え」と厳しく声を掛けるところもあります。

教習生のPCR検査で陽性反応が出る

教習生が新型コロナウイルスに感染したと分かった直後、3日間の臨時休校を決めました。

また、教習所は保健所の指示に従い全職員のPCR検査を実施しましたが、職員や関係者の陰性が確認されたそうです。

教習所が取った対策

教習所内の消毒作業

教習所では教室や車両だけでなく、可能な限りすべての場所や用品を消毒しています。

備品は買い替え

消毒が困難な物は新品に買い替えます。

教習生のスケジュールを再調整

しばらく教習を控えたいという教習生に、スケジュールの調整を提案しています。

更なる感染予防の徹底

これまでも検温、マスク、アルコール除菌など感染対策はしていたようですが、さらに消毒強化をするようです。

教習期限は延長されるのか

本来、自動車教習所の教習期限は9ヶ月なので、教習所が臨時休業してしまうと期限が切れてしまう教習生もいます。

この問題については、警視庁から「運転免許行政における今後の新型コロナウイルス感染症対策について(通達)」が発出され、感染のおそれ等で教習を中断している場合については延長の措置が可能となっています。

詳細は各都道府県の公安委員会や教習所からも通達が出ると思いますので、ご確認ください。

まとめ

これからも自動車教習所で、感染者が出たという報道が出るかもしれません。

今回の教習所は教習生のみの感染で、3日後に営業を再開していますが、指導員が感染源であればさらに大きな問題となるでしょう。

新型コロナウイルスの感染拡大が1日でも早く収束し、教習生の回復と自動車教習所の営業再開を心から応援しています。

みんなの教習所の最新情報をチェックしよう!