自動車学校が厳しい縦社会になっていることを知っていますか?
教習指導員は、少しずつ与えられる仕事が増えて、キャリアアップしていきます。
会社に、社長、専務、常務、部長、課長、係長、主任、平社員という役職があるように教習所にも役職があります。
そこで今回は、入社した教習指導員がどのようにステップアップをしていくのか解説をしていきます。
普通二輪の資格は持っていないみたい・・・
教習指導員見習い(契約社員~平社員クラス)
新入社員です。
まだ教習指導員の資格を持っていないので、教習をすることができません。
出勤時間に教習所で資格試験の勉強をします。受付業務を手伝ったり雑用などもしています。
教習指導員の資格は、自動車免許と同じように、車の種類ごとに分かれていますが、最初は普通自動車の指導員を目指すことが多いです。※自動二輪専門の教習所を除きます。
教習指導員(平社員~主任クラス)
入社1年目
資格試験に合格すると、教習指導員の資格がもらえます。
社内研修を受けて、教習しても大丈夫だと判断されれば、教習ができるようになります。
まずは、場内教習ができるようになってから、路上教習を任されるようになります。
入社2年目~
教習指導員の資格試験を受けるためには、運転免許が必要なので、一発試験や教習所に通って免許を取ります。
普通二輪、大型二輪、中型免許、大型免許、普通二種免許など資格試験に合格していくことで少しずつキャリアアップしていきます。
教習指導員で定年を迎える人もいます。
技能検定員(主任~係長クラス)
技能検定員は修了検定や卒業検定で試験官をやるひとです。
教習指導員の経験を積むと教習所から指名され、技能検定員の資格を取るように言われます。資格試験に合格すると技能検定員になります。
技能検定員になっても、教習指導員の資格があれば、引き続き教習をすることができます。
副管理者(係長~部長クラス)
小学校や中学校でいう教頭先生や副校長です。
管理者の仕事を補佐する立場ですが、副管理者になっても教習をしたり検定をすることがあります。
教習指導員が出世できる最高の役職といわれます。
管理者
校長先生と呼ばれるひとです。
警察関係者が天下りしている教習所が多いですが、社長が兼任していることもあります。
補足
各教習所によって組織は異なり、2年目で技能検定員に指名される場合や、役職を持たない教習所もあります。
また、事務職のひとが教習指導員や技能検定員の資格がなくても役職に就いていることもあります。
専務取締役や常務取締役については、本部の人間や経営者家族などが務めています。
まとめ
教習指導員は副管理者まで出世することができます。
あなたの教習所に、職員の紹介をしている名簿があれば、ぜひ参照してみてください。