試験場や教習所のコースには「浮きコース」と「沈みコース」の2種類があることを知っていますか?
本来コースの広さは、法律で定められているため、有利不利はないはずですが、指導員たちの中で有利と言われるコースがあります。
今回はコースについての理解を深めて、免許を取るときの参考にできるよう解説をしていきます。
※ここでは、脱輪しにくいコースを有利と考えます。
必ずどちらかのコースになっているんだよ!
を説明するよ!
「浮きコース」「沈みコース」とは
浮きコース
浮きコースというのは、コースが周りよりも約10cm浮いているコースを言います。
走行中にタイヤが少しはみ出してしまった場合は、脱輪小(5点)の減点です。
沈みコース
沈みコースというのは、コースが周りよりも約10cm沈んでいるコースを言います。
走行中にタイヤが少し縁石に当たってしまうと、脱輪小(5点)の減点です。
ということは、どちらかが広く作られてるの?
「浮きコース」「沈みコース」ではどちらが有利か
浮きコースのほうが有利だと言われています。
有利なんだよ!
気持ちの面
「浮きコース」と「沈みコース」を比較すると、沈みコースのほうが圧迫感を感じるようです。
例えると「浮きコース」は絶対に落ちてはならないつり橋を走行する。「沈みコース」は絶対に当たってはならない壁の道を走行するといった感じでしょうか。
しかも技能試験は一発勝負です。緊張するひとは、狭い道がさらに狭く感じます。
死角の面
浮きコース
これは脱輪の画像ですが、助手席の教習指導員や技能検定員からはタイヤが死角となっています。
長年助手席に乗っていても、タイヤが少し浮いている状態に気付くことは難しく、良い評価をしてしまうことがあります。
沈みコース
反対に沈みコースの場合は、タイヤが少しでも縁石に当たると音がするので、脱輪の減点がわかりやすくなります。
技能検定での脱輪
普通自動車免許は100点満点中70点以上で合格できます。
「脱輪小」はタイヤが少し浮いたり、少しはみ出した場合(減点5点)
「脱輪中」は脱輪したあと1.5m未満の距離で止まって、バックでやり直しをした場合(減点20点)
「脱輪大」は脱輪をしたのに、バックでやり直しをしなかった場合(検定中止)
まとめ
気持ちの面でも、死角の面でも「浮きコース」の方が脱輪しにくいと言われています。
みなさんの教習所は「浮きコース」「沈みコース」のどちらですか?
もし「沈みコース」だった場合は、脱輪をして乗り上げてしまっても、「脱輪大」は防ぎやすいので、良い意味で捉えましょう!
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