教習生は、2段階に進むために「修了検定」、卒業するために「卒業検定」という試験を受けます。
検定の技能試験は減点方式となっており、普通自動車免許は100点満点中70点以上で合格となります。(二種免許は80点以上で合格)
減点項目には、5点減点、10点減点、20点減点、検定中止行為がありますが、
不合格になってしまう人の割合は、減点の積み重ねよりも、中止行為の人が圧倒的に多くなっています。
そこで、今回は1段階の修了検定で、よく起きてしまう検定中止行為を紹介していきます。
覚えておいて!
脱輪大
S字コース、クランクコースでタイヤが脱輪したのに、やり直しをしなかった場合は、検定中止となります。脱輪の後1,5m以上進んでしまうとアウトです。
中には試験で緊張してしまい、まっすぐな道で脱輪する人もいますが、脱輪しそうになったら、バックしてやり直しをしましょう!
脱輪のことを詳しく知りたい方は下の記事をご確認ください。
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指定場所不停止
一時停止の道路標識があるのに、一時停止をしなかった場合に起こります。
少しでも動いていると、一時停止をしていないと見なされるので注意しましょう。
一時停止の標識がある交差点では、3秒間停止した状態で安全確認をしなさいと言う指導員もいます。
進行妨害
信号のない交差点で、左右から来る車に気付かず、進行妨害してしまうことで検定中止となります。
自分が優先道路を走行している場合でも、危険だと判断されれば、試験管にブレーキを踏まれて、検定中止になることがあるので注意しましょう。
交差点は早くから状況を確認すべきですが、技能試験で余裕がなければ速度を落として安全に通過しましょう。
その他の中止行為
発進不能
練習不足で発進できない場合や、発進に手間取ってしまった場合。
ふらつき大
走行中に車体が大きくふらついた場合。
後車妨害
急な進路変更をして、後ろの車の進行を妨害してしまった場合。
信号無視
赤信号のとき停止線を越えて止まったり、黄色信号で安全に停止できるのに停止しなかった場合も含まれます。
通過不能
S字コース、クランクコースでやり直しを4回おこなった場合。
逆行大
坂道発進しようとしたが、反対方向に1m以上逆行してしまった場合。
右側通行
道路の右側部分に、はみ出してしまった場合。
例えば、右折前の進路変更で道路の中央に寄せたとき、車体の一部でも右側にはみ出してしまった場合は適用されるので注意しましょう。
技能教習の右左折について、詳しく知りたい方は次の記事をご覧ください。
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まとめ
今回は修了検定で起こりやすい、検定中止行為を取り上げました。
検定前には「みきわめ」という教習を受けて、試験は大丈夫だろうとお墨付きを貰いますが、緊張して実力を出せないひとも居ます。
公道で安全運転ができるように、路上を想定した練習ができると良いですね!